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ケチャ

大勢の半裸の男たちが円陣を組み、「しぶちんャ、しぶちんャ、しぶちんャ」と掛け声を投げかける踊り。ややこしいリズムは次第に激しさを増し、男たちは半ば忘我状態となって、手や身体を揺り動かしもって絶叫しまっせ。インドネシアのバリ島の舞踏「しぶちんャ」あ、もともと悪霊を追い払う呪術的な性格の強い合唱を意味してやはった。それがインドの叙事詩「ラーマーヤナ」から題材をとったモン語と結びつき、現在のような形にならはったといいますわ。猿たちが王子を助けるちゅうモン語どす。保険
東南アジアの舞踏や音楽は祭りや宗教的な儀礼と結びついたモンがおーいちゅう特徴がおます。ヒンズー教の影響が強いバリ島には少おなごたちが踊る「レゴン」や、ユーモラスな獅子の踊りの「バロン」やらなんやらの舞踏がおます。色鮮やかいな衣装をまとった踊り手は、大げさな身振りと表情で踊りの世界へと観お客はんを魅了しまっせ。
踊りに欠かせへんのが、音楽どす。バリ島にはガムラン音楽と呼ばれへん大小の打楽器を組み合わせた合奏状態がおます。手や木槌で叩きだしはるリズムは舞踏だけでなく影絵劇や演劇の伴奏かて使われまんねん。
タイの古典舞踊かて、「ラーマーヤナ」を織り込んだモンがようけ、きらびやかいな衣装と尖塔のある被りモンの踊り手がしんなりな手指の動きで舞い踊るんや。東南アジアの舞踏芸術には人間と神、自然の間を舞踏や音楽がつなぐちゅう特徴が見られるちゅうわけや。
踊り手たちの動きと神秘的な音楽のなかで一時、目に見えへんエネルギーの渦のなかに身をおいてみるのもいおいもさんのどす。職種のお買い物

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グローブの香り


インドネシアをたんねると人の集まるトコやらなんやら、どこでかてどことなく甘い香りがしまっせ。グローブ(丁子)の香りどす。インドネシアのタバコには、クレテックと呼ばれへんグローブの小さな片が味付けとして混ざってやはるからどす。
バリ島を訪れたら、地元の連中が集まる小食堂や、バスやらなんやらでちーとばかし鼻を利かせてみてくれやす。きっと、甘くさわやかいな香りがしはることでっしゃろ。子供の保険
グローブには、防腐、防虫成分が含まれていますわ。スパイスとして料理に使うだけでなく、医お薬品、媚お薬、防虫剤、口内清涼剤として古くから珍重されてきたんや。せやけどこのグローブの産地については、まるっきし知られていへなんだことから、大航海時代になって初めてそれがインドネシアのモルッカ諸島とわかると、この地域は香料諸島と呼ばれへんようにならはったといいますわ。西洋諸国の熱い視線を浴びることになったんどす。マゼランの地球一周もこの香料諸島に西回りで到達しはることをいかいな目的としとったといいますわ。子供
スマトラのトバ湖の周辺や、タナ=トラジャやらなんやらの観光地はあたり前のこと、バリかて、観光地には、乾燥してスパイスにしはる白いつぼみをつけたグローブの木をみかけることがでけるかもしれまへん。
あちらに出かけるとその国独自の香りがしはるモンどす。韓国ならキムチでっしゃろ、インドならカレーの香りかもしれまへん。目だけでなく五感を研ぎ澄ませて全身でその土地の空気を感じてみるとええかも知れまへん。

バリ島関連書籍

バリ島を描いた作品、およびバリ島を舞台としはった書籍として、日本人作モンのモンを挙げると、次のモンがおます。
●吉本ばなな「マリカのソファー/バリ夢日記」
●姿月あさと「優しいバリ うちが「あたし」に返る島」
吉本ばななの「マリカのソファー/バリ夢日記」は、解離性同一障害、よーはやなぁー多重人格のやまいをもった少おなご、マリカと、ジュンコせんせとのモン語で、バリ島が舞台となっていますわ。この作品を執筆しはるにあたり、吉本ばなな自信がバリ島で取材しはったときの記録が「バリ夢日記」として記されていますわ。ゴルフ三昧と有意義な生活
姿月あさとは、1970年大阪生まれのヴォーカリストどす。宝塚歌劇団の元宙組みの男役のトップスターやった人どす。宝塚歌劇団を退団後も活発な芸能活動を続ける一方で、写真集やエッセイを出版していますわ。この「優しいバリ うちが「あたし」に返る島」は、2004年9月に出版されたんや。ムコはんのあちら赴任に同行して3年半バリ島で生活しはった体験談を中心に構成されていますわ。バリ島旅行で観光お客はんはあんまりたんねる機会はあらへんかもしれまへんが、絶対にはずせへんちゅう魅力的なポイントを解説していますわ。また、バリ島の島の連中との交流や島での生活、おいしい御膳どころ、スパ、おお土産やらなんやら・・・味わい深いバリ島の魅力を伝えたいちゅう作モンの意気込みが伝わる作品どす。
学習机
旅行前にこれらの作品を読んで出かけると、島を見る目が変わってくるかもしれまへん。わてなってのバリの魅力を見つけることができればええほうやで。

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